3月になりました。 早いですね。
3月は、卒業の季節ですね。別れの季節です。
しかし、新しい出発の時でもあります。
教会に来ている小学6年生たちは、中学に向けて学生服を決め、入学までにやらないといけない宿題をしていました。未来に向かって、その目が向けられています。
私たちは慣れた場所で過ごすことは楽なことです。そこから一歩踏み出して、新しい環境に進むのは、少し勇気のいることですね。
私も30年前に神学校を卒業して福岡に来るのはドキドキしました。理由は二つあります。一つ目は、それまでに名古屋より西に行ったことがないので、未知の場所に行くことのドキドキ。もう一つは、初めて一人で生活をすることのドキドキ。
それまでは、家族だったり神学校の学生たちと生活していましたので、たった一人で生活をしたことがなかったからです。
しかも、最初に任命された教会は、全部がガラス張りな上に、玄関の鍵も簡単なもので、当時は若かった私は怖かったです。さらに木の建物なので寒暖差で木が収縮してパキってなるんです。慣れるのに時間がかかりました。その後、アパートに移り、さらにここ直方に移り住みました。今ではホッとする場所にになりましたけれど、夜が暗かったりお店が少なかったりと、東京出身の私が慣れるのは大変でした。
でも、新しい環境は、新しい人との関係や新しいことにチャレンジする機会を与えてくれます。
私たちが神様をもっと知る事ができるチャンスでもあります。
心細い時、イエス様にお祈りして、どれだけ慰められた事でしょう。また、助けられた事でしょう。振り返ってみると、いつも神様の支えがあったと思います。
新しい歩みを始める皆さん。あなたのそばに神様がいてくださいます。
神様にお祈りしてみてください。
「あなたの重荷を主にゆだねよ。主はあなたのことを心配してくださる。」
詩篇55篇22節