福岡は例年より早く梅雨に入りました。
また、うっとうしい季節がやってきました。
そんな中で、教会の庭にある紫陽花が、美しく咲き始めました。
一雨ごとに蕾が大きくなって、梅雨入りのニュースが流れた頃、
綺麗に咲いていました。
私たちの人生は、良い時もありなかなか思うようにいかない時もあります。
梅雨のように、ジメジメして不快に感じるようなこともあるでしょう。
そんな中でも、私たちの心がふっと和むような、小さな喜びがあります。
それは、私が何かをしたからではなく、神様からのプレゼント、
それを「恵み」といいます。
この「恵み」に心が向くと、今まで見えなかったものやストレスでいっぱいになっていたりする心に光があたって、もう少し周りや自分が見えるようになるんですよ。
「何でわたしばっかり辛いことがあるのか」と自分や人を責めても、さらに辛くなっていきます。不思議なことに、怒りは人を成長させないんですよね。むしろ、どんどん独りよがりになって心が塞がれて行き、さらに身体にまで影響を及ぼすことになるんです。
最近は「アンガーマネージメント」というものが注目されていますが、怒りをコントロールすることで、自分と人との関係を築き直すことができるのです。
でも、「恵み」を発見すると、アンガーマネージメントを知らなくても、
心がほっこりして自分を取り戻すことができるのです。
難しいことではありません。
心の中で、あるいは言葉に出して、「神様、私に恵みを見せてください」とお祈りしてみてください。
紫陽花が咲いているだけで、心がふっと軽くなるような「恵み」が、
あなたにも訪れるでしょう。
「わたしの目には、あなたは高価で尊い。わたしはあなたを愛している。」
イザヤ書43章4節( 新改訳2017)