コロナウイルスが私たちの生活に影響を及ぼすようになって、1年が経とうとしています。
昨年の今頃は、日本に感染が広がり始めてどうなるかとニュースに釘付けでした。
こんなにも長く続くとは、あの時は思いもしませんでした。
世界中の多くの方々が、このウイルスに感染し、ある方は重症化し、ある方は命をおとすほどの影響力に、今更ながら驚いています。
まだ先が見えないようで不安に思うこともあるでしょう。
でも、いつか終わりがきます。
だから、私たちはこの不自由な生活に耐えることができるのです。
聖書の中にヨブという人がいます。
7人の子供とたくさんの財産や使用人がいました。
あるとき、この人は一日のうちに全てのものを失い、自分も皮膚病になり、奥さんも出て行ってしまいました。
ヨブの友達は、何か慰める糸口を見つけようと、いろいろアドバイスや言葉を重ねます。
しかし、それは、ヨブにとっては、さらに苦しく辛いものになっていたのです。
その苦しみの中で、ヨブは神様に必死に語りかけました。
自分の苦しさ、悔しさ、理解してもらえない虚しさを神様に訴えたのです。
神様はヨブを見捨てたのではありません。ヨブの苦しみ、悲しみ、悔しさ、虚しさ、そして神様に向かっていくその祈りと思いを全部知っておられたのです。
やがて、苦しみに終わりの時がきました。
神様は、ヨブの失ったものの二倍のものを与えてくださったのです。
この状況の終わりを私たちは知りません。
しかし、神様が全ての終わりを知っておられるので、その時まで祈りつつ待ちましょう。
私たちが喜んで生活できる日が必ずくると信じましょう。
「あなたには、すべてができること、あなたは、どんな計画も成し遂げられることを、私は知りました。(ヨブ)」ヨブ記42章2節